やんばる通信

 

2008年7月6日

  7月6日、久しぶりにやんばるの森へ行って来ました。森へ入るとすぐに、とぐろを巻いたヒメハブに遭遇しました。先を歩いていた二人は知らずにまたいで行っていました。恐いですね〜。この時期に森へ入ると、必ずハブに遭遇します。注意しましょう。なにしろ、森は彼らのテリトリーなのですから・・・。
 今回の目的は、6月22日に見つけたクロムヨウランらしき無葉蘭の開花確認でした。しばらく探すと、あちこちで開花が確認できました。しかし、これまで見たクロムヨウランとは明らかに違います。茎の黒いところはよく似ていますが、花が全然違いました。帰宅して、いろいろ検索したり、確認して貰ったりした結果、沖縄県のレッドデータブックには記載のない、シラヒゲムヨウラン(環境省RDB−準絶滅危惧)と思われます。石垣島、西表島に分布する、サキシマスケロクランの変種で、屋久島、奄美大島に分布していることになっています。
  そして、下見のつもりで行った森では、アオイボクロが数本、きれいに開花していました。また、エダウチホコリダケモドキや、変わったキノコにも出会いました。
  林道沿いでは、アオノクマタケランやコバノミヤマノボタンがきれいな花を咲かせていました。また、きれいな斑入のアリドオシが見つかりました。

    
シラヒゲムヨウラン           

  
シラヒゲムヨウラン

    
シラヒゲムヨウラン

     
     アオイボクロ

  
アオイボクロ

  
アオイボクロ                                   斑入アリドオシ


  
エダウチホコリダケモドキ                            ヒメハブ


  
キノコの仲間                                    コバノミヤマノボタン