エゴノキ科 エゴノキ属

エゴノキ(斉ゴノ果)

Vigna reflexopilosa

エゴノキ  エゴノキ
2005.12.25                                  2008.04.01


【特  徴】高さは10mほどの落葉小高木。樹皮は赤褐色できめが細かい。しばしば株元から萌芽枝(ひこばえ)をだし、叢生する。根元から何本も株立ちするのでよく目立つ樹形である。幹からも多くの枝をだし、幹はあまり太くならない。葉は両端のとがった楕円形で互生。横枝から出た小枝の先端に房状に白い花を下向きに多数つけ、芳香がある。花冠は5片に深く裂けるが大きくは開かずややつぼみ加減で咲き、雄しべは10本。品種により淡紅色の花をつける。果実は長さ2cmほどの楕円形で、大きい種子を1個含む。熟すと果皮は不規則に破れて種子が露出する。名前は果実を口に入れると、喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに 由来する。

 【生育環境】 林縁
 【分   布】 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国
 【開花時期】 4〜12月
 【カテゴリ-】