【特 徴】草丈10〜20cmの腐生植物。花茎は多数が集まって出て、色素はなく全体が透けた白色。茎は葉の退化した鱗片葉が多数互生し、茎の先に下向きで筒形、白色の花を1個つける。柱頭は紫褐色。地下に、短い地下茎と太く絡まりあった根から成る塊がある。枝分かれせず、先端に一輪の花をつけ、マルハナバチなどが訪花して受粉にあたる。花は横からややうつむきに咲き、全体は円筒形。先端がやや広がる。花の先端からは雄蘂と雌蘂の先端が見える。雌蘂の先端は円形でやや平たく、青みを帯びるのが際立って見える。花期が終わると地上の植物体は黒く変色し、液果をつける。 【生育環境】 山地の湿り気のある林床 【分 布】 日本全土 【開花時期】 4〜8月 【カテゴリ-】 |