ヤドリギ科 ヒノキバヤドリギ属

ヒノキバヤドリギ(檜葉宿主木)

Korthalsella japonica

ヒノキバヤドリギ  ヒノキバヤドリギ



【特  徴】高さが10〜20cmほどの小さな木本性寄生植物。植物体には葉緑体があって、光合成し、寄生した植物(宿主)からは水と無機塩類だけを吸収するので、厳密には半寄生植物と呼ばれる。全体が偏平な緑色で関節が多く、ヒノキを連想させるが、ヒノキの葉のように見えるのは、ヒノキバヤドリギの茎が変形したもので、本当の葉は小さな鱗片状に退化して節のところに対生している。節のところに直径1mmほどの小さな花をたくさんつけ、直径2mmほどの橙黄色の果実ができる。

 【生育環境】 山地、林縁
 【分   布】 関東より西の地方、南西諸島、朝鮮半島南部、台湾、中国
 【開花時期】 7〜1月
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