ホンゴウソウ科 ウエマツソウ属

ホンゴウソウ(本郷草))

Sciaphila nana

ホンゴウソウ  ホンゴウソウ
2007.06.23

ホンゴウソウ   ホンゴウソウ
2007.06.23

ホンゴウソウ   ホンゴウソウ
2007.09.29

ホンゴウソウ   ホンゴウソウ
2008.08.23


【特  徴】草丈3〜15pの多年性腐生植物。茎は細く、葉は鱗片状の長さ1.5oで、葉緑素は無く、紫褐色をしている。花は茎の先端に長さ0.5〜2pの総状花序をつくり、4〜15個の花をつける。茎の先端に雄花をつけ、その下には雌花があり、若い花は多数の柱頭をのばしている。雄花は直径約2o、花被片は紫紅色で6裂し、雄しべは3個で葯隔から針状の付属突起が伸びる。雌花は直径約1.5o、多数の雌しべが球状に集まる。
 和名のホンゴウ(本郷)は、この植物が発見された三重県北部の楠町本郷の樹林内で発見されたので、この名がつけられた。

 【生育環境】 暗い林内や林縁の林床
 【分   布】 本州(関東地方以西)〜琉球列島
 【開花時期】 6〜10月
 【カテゴリ-】 絶滅危惧IB類