【特 徴】草丈数mの常緑の多年生つる性草本。茎は5肋脈があり、巻きひげは2〜3分枝する。葉は円状心形で3〜5に浅〜中裂し、8〜15p、幅6〜12p。表面に軟毛が密生し、裏面には短毛が密生する。葉腋から2〜3pの花柄をだし、白色の花冠をつけ、花冠は糸状に細裂し、暗(午後の9時頃から)くなってから開花し始め、翌朝萎む。額は筒状で2〜3p、淡緑色で濃い緑のスジがあり、先端は6裂する。液果は長楕円形で、長さ5〜8p、幅3〜4p、先端は嘴状に尖り、熟すと朱色になる。茎は巻きひげで他物に巻きついてよじのぼり、5〜7mになる。茎は緑色で短い軟毛があってざらつく。「ケカラスウリ」の名は、葉に毛があることからついてる。 【生育環境】 山地や平地の路傍や林縁 【分 布】 九州(大隈半島南部)〜琉球列島 【開花時期】 3〜10月 【カテゴリ-】 |