ツツジ科 ツツジ属

ケラマツツジ(慶良間躑躅)

Rhododendron scabrum

ケラマツツジ  ケラマツツジ
2007.03.25 東村

ケラマツツジ   ケラマツツジ
2009.02.15 国頭村


【特  徴】高さ1〜2mの常緑低木。若枝は偏平な褐色剛毛が密に生える。葉は互生し、楕円形または長楕円形で、葉身は長さ3〜12cm、幅2〜5cm、表面は濃い緑色で両面に剛毛がある。枝先に2〜4個の花をつける。花冠は直径6〜8cmで、赤朱色。上側内面に濃い斑点があり、5中裂し、雄しべは10本。萼片は楕円形または卵形で、縁辺に長毛と短い腺毛を混生する。和名は生育地のひとつ慶良間諸島にちなんでつけられた。

 【生育環境】 低地や山地の林縁や渓谷の岩上
 【分   布】 奄美大島、沖永良部島、加計呂麻島、沖縄島、渡嘉敷島、座間味島  琉球列島の固有種
 【開花時期】 3〜7月
 【カテゴリ-】 絶滅危惧II類(VU)