マメ科 ハギ属

メドハギ(めど萩)

Lespedeza cuneata

メドハギ
2008.09.20


【特  徴】草丈60〜100cmの多年草。春は直立した単幹であるが夏から秋になると枝分かれして繁茂する。葉は三出複葉の小葉からなり、頂小葉が最も大きく、狭倒卵形-線形で、先端が丸い。茎は丈夫でやや木化し、高級すだれなどにも利用された。花はうす黄色で、旗弁の基部に紫色の斑点が一対あり、葉のつけ根に2〜3個集まってつく
 和名は「めどぎはぎ」の略で、占いの一種である筮竹(ぜいちく)を「めどぎ」といい、これの代用に利用したためという。
 沖縄地方ではお盆のお供えの膳にメドハギの茎で作った箸を沿える風習がある。これをソーローバシ、ソーローメーシといい、漢字は精霊箸を当てる。特に13日にはウンケージューシー(炊き込みご飯)にこの箸を沿えてお供えとする。また、メドハギの枝先を束ねた箒をお供えとする。これは祖先の霊が長旅をしてきたので、これで足を洗うのだとのことで、水の入った容器と共に供える。

 【生育環境】 林縁、道端
 【分   布】 日本全国、中国、朝鮮、東南アジア
 【開花時期】 8〜10月
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