【特 徴】高さ6〜9mの喬木。成木は幹の周囲に呼吸根として板根を持ち、干潟の泥地に安定して株立ちする。葉は5cmほどの長楕円形で対生し、革質、光沢がある。葉の先端は鈍いかまたは円い。花は、腋性の集散花序で、細長い5枚の萼と、長さ1cm程度の糸状の5枚の花弁を持つ白色の花を10個程度つける。萼は後ろに反り返る。花弁は2裂し、裂片の先端はさらに細く裂ける。胎生種子は樹上で発根し、親株の近くの泥地に根付くことが多いが、他のマングローブ植物と同様に海水に流され、海流散布によって分布を広げる。 【生育環境】 潮間帯の河口干潟 【分 布】 九州南部の薩摩半島から南西諸島、台湾、東南アジア 【開花時期】 4〜6月 【カテゴリ-】 |