【特 徴】樹高は5-15mほどの落葉高木。成長が早い。葉は奇数2-3回羽状複葉で互生し、一枚の葉全体の長さは50cm以上。小葉は草質で薄く、楕円形で浅い鋸歯がある。複散形花序にたくさんの花が咲く。花弁は5〜8枚あり、外側が淡紫色で、おしべはお互いにくっついて筒状になり、濃い紫色になる。若い樹皮は紫褐色で、楕円形の小さな横斑が点在するが、太い幹の樹皮は縦に裂け、凹凸ができる。花や葉、木材には芳香がある。背が高い上に、新芽・開花・実生・落葉と季節ごとの見かけの変化も大きく、森林内でも目立ちやすい。夏はクマゼミが多数止まり、樹液を吸う様子が見られる。 【生育環境】 海岸近くの林道や林内 【分 布】 伊豆半島以西の本州、四国、九州、沖縄、東アジア、東南アジアの熱帯から亜熱帯 【開花時期】 3〜5月 【カテゴリ-】 |