【特 徴】草丈30〜50pの常緑の多年草。地上茎も地下茎もよく枝分かれする。数枚の葉をつけ、葉は倒披針形、長さ10〜20cm、上面に光沢があり、斑点が入る。しばしば葉腋に無性芽をつける。総状花序は頂生し、数花を疎らにつける。花被片は斜め上向きに開き、花は淡紫色で、白紫色の斑点が散生し、蕚片と花弁は長さ2cm。種子は刮ハ。 属名のトリキルティスは、ギリシア語のtreis(3つの)とkyrtos(突き出した)を組み合わせた造語。花被片の基部が袋状に曲がって3個の小さなの距(管状突出部)をつくることによる。 和名のホトトギスは花被片の紫色の斑点がホトトギスの胸毛に似ていることによるという。 【生育環境】 山野の半日陰地にみられる多年草。 【分 布】 沖縄島、西表島、台湾 【開花時期】 2〜10月 【カテゴリ-】 絶滅危惧IA類 |