キンポウゲ科 キンポウゲ属

ウマノアシガタ(馬之脚形)

Ranunculus japonicus

ウマノアシガタ


【特  徴】草丈30-60pの多年草。開出する毛が多く、上部はよく枝分かれする。根生葉は長い柄があり、やや深く掌状に3裂し基部は心形となる。茎葉は上部のものは柄が無く披針形で3裂する。花は黄色で長さ1〜1.2pで、光沢がある。花弁は5個。萼片は緑色で5個、外側に毛が多い。花弁に包まれて多数の雄しべと雌しべがある。花後痩果が沢山集まって径5-6_の球形の集合果となる。痩果は倒卵形で長さ2.5_、宿存する花柱はごく短く、先は曲がらない。有毒植物。花にはときに重弁になるものがあり、もとはこれを「キンポウゲと呼び、普通のものを「ウマノアシガタ」と呼んでいた。和名は「金鳳花」で花の色からきたもの。ウマノアシガタの名は根生葉の形からきたののだが、近くでみるとあまり似ていない。

 【生育環境】 山野の日当たりのいい所
 【分   布】 北海道〜九州、沖縄島北部、瀬底島、伊江島
 【開花時期】 4〜5月
 【カテゴリ-】 絶滅危惧U類