ツバキ科 ツバキ

ヤブツバキ(藪椿)

Camellia japonica

ヤブツバキ   ヤブツバキ


ヤブツバキ   ヤブツバキ
桃色                                                  赤紫

ヤブツバキ   ヤブツバキ
濃赤紫



【特  徴】10〜15m常緑高木。樹皮は灰色で、灰白色の不規則な模様がある。枝葉はよく繁る。葉には柄があり互生し、楕円形または長楕円形で上面は濃緑色でがあり、長さ5〜12cmほどで下面は淡緑色をなし、先は急鋭尖形で縁には細い鋸歯がある。枝先に花柄のない大きな花を1個開く。花は赤色、桃色、赤紫色、白色と多彩。花弁は5枚である。蜜をだし、虫ではなく小鳥によって花粉を運んでもらう。さく果は球形で果皮は厚く3つに裂け暗褐色の種子を2〜3個出す。果実は球状で、厚い果皮の中に2〜3個の種子がある。庭園や盆栽、花材にされる。種子からツバキ油をとり、調理用や頭髪用として昔から用いられている。

 【生育環境】 山地
 【分   布】 本州、伊豆七島、四国、九州、南西諸島、台湾、中国
 【開花時期】 11〜4月
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