ヒルギ科 ヤエヤマヒルギ属

ヤエヤマヒルギ(八重山漂木)

Rhizophora mucronata

ヤエヤマヒルギ    ヤエヤマヒルギ
2007.02.17 西表島                                  2008.11.13西表島


【特  徴】高さ8〜10mになる常緑高木。幹の下から弓なりの呼吸根を多数出す。この呼吸根は、幹の下部から斜め下に向かって出て、枝分かれしながら泥に入り込むので、幹を支えているようにも見えるので、支柱根ということもある。葉は厚い革質で滑らか、全体は楕円形で、先端にとがった突起があるのが特徴。葉の裏側には無数の小さい黒点がある。花は腋生の集散花序で、花弁は4枚で白く、萼片は4枚で、萼片の先は裂けており、形状は三角形である。花の後、果実は卵形で、萼片が付かない。果実の先端から長さ20〜50cmある棍棒状の胎生種子の根が伸びる。成熟した胎生種子は、落下して、泥土に突き刺さり、成長を続ける。また、海流に乗って移動し、海流散布により分布を広げる。  別名 オオバヒルギ シロバナヒルギ

 【生育環境】 浅海の泥土上
 【分   布】 南西諸島、東南アジア、オーストラリア、東アフリカ
 【開花時期】 2〜7月
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