【特 徴】高さ8〜10mになる常緑高木。幹の下から弓なりの呼吸根を多数出す。この呼吸根は、幹の下部から斜め下に向かって出て、枝分かれしながら泥に入り込むので、幹を支えているようにも見えるので、支柱根ということもある。葉は厚い革質で滑らか、全体は楕円形で、先端にとがった突起があるのが特徴。葉の裏側には無数の小さい黒点がある。花は腋生の集散花序で、花弁は4枚で白く、萼片は4枚で、萼片の先は裂けており、形状は三角形である。花の後、果実は卵形で、萼片が付かない。果実の先端から長さ20〜50cmある棍棒状の胎生種子の根が伸びる。成熟した胎生種子は、落下して、泥土に突き刺さり、成長を続ける。また、海流に乗って移動し、海流散布により分布を広げる。 別名 オオバヒルギ シロバナヒルギ 【生育環境】 浅海の泥土上 【分 布】 南西諸島、東南アジア、オーストラリア、東アフリカ 【開花時期】 2〜7月 【カテゴリ-】 |