ヤマモモ科 ヤマモモ属

ヤマモモ(山桃)

Myrica rubra 

 ヤマモモ    ヤマモモ
2007.05.20 



【特  徴】10〜20m程の常緑高木。幹は太くなると灰白色の樹皮に覆われ、多数の楕円形の皮目を持つ。葉は革質の艶のない深緑で、10cm前後の長楕円形〜倒卵形をしており、密に互生し、多くは枝先に束生する。成木では葉は滑らかな縁(全縁)だが、若木では不規則な鋸歯が出ることが多い。葉柄は5〜10o程度と短い。雌雄異株で、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。5月ごろに黒赤色の実を結ぶ。果実はほぼ球形で暗赤色、表面に粒状突起を密生する。甘酸っぱくて美味しい。泡盛に2ヶ月ほど漬けると、鮮やかな赤色のヤマモモ酒ができる。

 【生育環境】 低山の乾燥した場所
 【分   布】 関東、福井県〜南西部、四国、九州、琉球列島、台湾、中国、フィリピン
 【開花時期】 2〜3月
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