【特 徴】草丈10〜20pの小形の常緑の多年草。茎は長さ5〜15cm、しばしば分枝し、多数の葉を2列に互生する。葉は革質で、広線形、長さ6〜12cm。総状花序は腋生し、長さ5〜7cm、2〜5花をつける。花は白色で、琉球列島産では、時に淡紅色を帯びる。蕚片と花弁は長さ1cmで、倒披針状長楕円形。唇弁は長さ7〜9mmで、3裂し、側裂片は半円形。中央裂片は狭卵形で、基部に長さ4〜5cmの湾曲する線形の距があり、夕方に芳香を発する。 【生育環境】 低地の樹幹や岩上に着生する 【分 布】 伊平屋島、伊是名島、沖縄島、伊江島、北大東島、本州、四国、九州、屋久島、奄美大島、徳之島、朝鮮、中国南部 【開花時期】 5〜8月 【カテゴリ-】 環境庁版RDB(絶滅危惧II類) 沖縄県版RDB(絶滅危惧IA類) |