ラン科 ナゴラン属

ナゴラン(名護蘭)

Seridea japonica

ナゴラン   ナゴラン
沖縄県東村 2007.05.20 (栽培品)




【特  徴】小形の常緑の多年草。茎は短く、2〜6葉を2列に接してつける。葉は革質、長楕円形、長さ4〜20cm。総状花序は腋生し、長さ6〜15cm、4〜10花をつける。花は乳白色で、側蕚片の内面に数本の紫褐色の横縞が、唇弁の上面に紅紫色の斑点が入り、芳香がある。蕚片と花弁は長さ12mm、長楕円形、唇弁は長さ12mm、倒卵形で、3浅裂する。側裂片は小さく、中央裂片はへら形で、基部に円錐形の距がある。

 【生育環境】 自然林の樹枝に着生する
 【分   布】 本州 (静岡県以西)〜伊平屋島、沖縄島北部、久米島
 【開花時期】 4〜6月
 【カテゴリ-】 環境庁版RDB(絶滅危惧IA類) 沖縄県版RDB(絶滅危惧IA類)